売却・買取ガイドご相談

PROPERTY GUIDE / 居住中・売却準備

住みながら家を売れる?内覧・荷物・引渡しの日程を整理する

住んでいる家でも、転居前から売却相談を始められます。まず内覧できる日時と、家を空けて引き渡せる時期を分けて整理しましょう。転居先が未定なら、その条件を先に伝え、無理のない売り方と日程を検討します。

居住中の家の売却準備を表す、リビングと予定表・鍵の説明用イメージ。実際のお客様や取引物件ではありません
居住中の家の売却準備を表す、リビングと予定表・鍵の説明用イメージ。実際のお客様や取引物件ではありません説明用イメージ画像

引越しを決める前から、相談を始められます

「空っぽにしてからでないと家を売れないのでは」と考え、相談を後回しにしていませんか。居住中でも、所在地や建物の状態、希望する売却時期を伝えて検討を始めることはできます。相談を始める日と、住まいを引き渡す日は同じではありません。

一方、住みながら売り出すと、生活の予定と内覧の調整が必要になります。空室なら気軽に見せられる場所でも、家族が在宅している家では見学時間や撮影範囲を決めておく方が進めやすくなります。早く退去することだけを優先せず、現在の生活への負担と、転居費用・日程を合わせて考えます。

お客様

次に住む家がまだ決まっていません。それでも、今の家の売却を相談できますか。

営業担当

はい、今の段階からご相談いただけます。まず、いつ頃まで住みたいか、内覧に対応しやすい日時、住み替え先を決める際の条件を伺います。引越し日を先に確約せず、売却と転居のどちらに未確定の点があるか整理しましょう。

この会話は相談準備を説明するための例で、実際のお客様や取引の記録ではありません。希望の日程で売却・引渡しができることを保証するものではありません。

「見せる日」と「引き渡せる日」を分けて考える

内覧とは、購入を検討する人が室内などを確認することです。引渡しは、契約で決めた状態の物件を買主へ渡す段階です。「来週なら内覧できます」と「来週には退去できます」は全く違う条件なので、別々に伝えます。

売却相談、内覧調整、契約条件の確認、転居準備、決済・引渡しの順で整理する説明用図解。転居先や引越し日が未定の場合は、契約前に日程調整が必要です
売却相談、内覧調整、契約条件の確認、転居準備、決済・引渡しの順で整理する説明用図解。転居先や引越し日が未定の場合は、契約前に日程調整が必要です説明用図解

最初の相談では、確定した日と希望だけの日を区別します。「年度内に売れたらうれしい」「子どもの通学の都合で、この月までは住みたい」「転居先の入居日はまだ決まっていない」のように、そのまま伝えて構いません。

  • 売却の希望:価格、時期、住み替えの都合のうち、何を優先するか。
  • 内覧の条件:対応可能な曜日・時間帯と、事前連絡が必要な日数。
  • 退去の条件:転居先、荷物の搬出、家族の予定がどこまで決まっているか。
  • 未確定の条件:売却代金を転居費用に充てる予定があるか、仮住まいを検討できるか。

内覧では、家を飾る前に「確認できる状態」へ

大掛かりな模様替えやリフォームを先に決める必要はありません。まずは玄関から各部屋への通路を確保し、窓や収納、設備を安全に確認できるようにします。開けられない収納や入れない部屋があれば、事前に担当者へ伝え、別の日の確認方法を相談します。

内覧に備えることと、不具合を隠すことは別です。雨漏り跡、設備の不調、過去の修繕など、分かっている事実はメモにして伝えます。見栄えを整えるために痕跡を覆うより、いつ気付き、何を直したかが分かる方が、買主への説明を準備しやすくなります。

書類、家族写真、パソコン画面、貴重品などは片付けておきます。室内写真については、撮影する範囲と、広告に載せてよい範囲を別々に確認しましょう。私物が写っている写真の掲載や、見学者による撮影が気になる場合は、事前に希望を伝えます。

ペットや小さな子どもがいる場合も、無理に普段と違う生活を続ける必要はありません。対応が難しい時間帯、換気の必要、玄関の開閉で注意してほしいことを共有し、調整できる範囲を相談します。

残す設備と、持ち出す荷物を一覧にする

エアコン、照明、カーテン、家具などは、買主が「付いてくる」と考え、売主は「持っていく」と考えていると食い違いが生じます。見学時の口頭説明だけにせず、何を残すか、何を撤去するか、動作の状況を整理して契約書類で確認します。

設備表は、残す設備と状態を共有するための資料です。使っていないため動作が分からない設備は「不明」として確認し、新品同様といった表現で補わないようにします。

荷物を残して引き渡したい場合も、買主が了承しているとは限りません。対象物、費用負担、搬出の担当を、契約前に相談します。

  • 残す予定:設備名、設置場所、動作確認の状況、説明書・保証書の有無。
  • 持ち出す予定:家具、家電、照明など、引越しに含める物。
  • 判断が必要:取り外し工事が必要な物、買主の希望を確認したい物。
  • 手配が必要:粗大ごみ、搬出経路、工事や処分の日程と費用。

引越しの日程は、契約の条件とつなげる

東京都の手引きでは、一般的な売買では契約後に残代金の決済と引渡しを行う流れが示されています。契約した瞬間に売却代金全額が手元に入るとは限りません。引越し費用や転居先の初期費用をいつ支払う必要があるかも、先に確認しておきます。

転居先の鍵を受け取る日、荷物を搬出する日、残す設備を確認する日、旧居の鍵を渡す日を並べてください。日程が重なる場合は、「何とかなる」と決めず、担当者と条件を調整します。契約で約束する引渡し日は、退去できる見通しを確認してから決めることが大切です。

住宅ローンが残っている場合は、借入先への連絡や完済・抵当権抹消の準備も関係します。残高や手続きの詳細は、参考情報の「住宅ローンが残る家は売れる?」と借入先の案内を確認してください。

仲介と買取は、生活への負担も含めて比べる

仲介では、購入希望者が見つかるまで、複数の内覧日程を調整する場合があります。不動産会社が直接買い取る場合も、現地調査や設備・権利関係の確認は必要です。「買取なら内覧も退去準備も不要」とは考えず、どのような確認が何回程度見込まれるかを相談します。

比較するときは、提示価格だけでなく、売却時の費用、内覧の調整、荷物の扱い、引渡し時期まで含めます。どちらが合うかは物件や希望条件によって異なります。価格や日程の希望をすべて満たす方法があるとは限りませんが、優先順位を決めると比較しやすくなります。

最初の相談は、この5項目から

ブラザーホームは東京23区・千葉・埼玉を中心に、居住中の戸建てやマンションも個別に買取を検討します。引越し先が未定の場合も、今の生活を続けながら何から整理すべきか、ご希望を伺います。買取の可否・価格・日程は調査と条件確認のうえでご案内します。

本記事の行政資料は2026年10月27日に確認しました。具体的な引渡し条件は、個別の契約内容を確認してください。

  • 物件の所在地と種類:戸建て・マンションなど。現在も家族が住んでいること。
  • 売却を考えた理由と希望時期:確定事項と希望を分けて伝える。
  • 内覧の条件:曜日、時間帯、撮影や室内への立入りについての希望。
  • 転居の準備:次の住まい、費用、引越しの見通し。
  • 設備・荷物:残したい物、持ち出したい物、不調や未確認の設備。